リハビリスタッフ

患者様の状況に併せたリハビリ 早期退院を支えるリハビリスタッフの働き

5日間での退院に向けて

患者様個々の状況にあわせてリハビリを実施。

「痛みなく、きれいに歩きたい」「靴下着脱が出来るようになりたい」といった個々の目標に向かってリハビリを行います。そのため個々の患者様の筋力や痛みに合わせて無理のないよう段階的に行います。日常生活動作に対する練習やトレーニング内容は千差万別です。

当院では手術後5日間で「杖歩行、階段昇降自立」を目標に取り組んでいます。
また、ベッド昇降動作や靴下着脱動作などの日常生活動作が早期に自立できるよう様々な補助具を用いて、個々に合わせた方法で一緒に練習を行います。
リハビリ時間は1日40~60分と我々理学療法士がマンツーマンで入念に練習を行います。

また、日常生活動作能力を高めるためには、術後早期のリハビリが重要になります。その後の入院生活を快適に過ごせるか、という意味でも大切です。当施設では、医師たちが、なるべく早くリハビリを開始できるようにしてくれていますので、それを無駄にしないよう、一般的なリハビリよりも長い時間を使って、入念にリハビリを行います。

私たちは「"その患者様"が満足した生活をすごせるまでがリハビリである」と考えています。そのためには、入院中の5日間だけでなく、退院後もリハビリを継続していいただく必要があります。そこで、退院後も定期的にご来院いただき、入念なトレーニング+歩行練習を行っています。また、ご家庭でできるトレーニング方法をまとめた小冊子を入院中にお渡しし、覚えていただくまで丁寧に指導を行っています。

意欲的にリハビリしていただくために

一歩でも前に進めるように、ともに歩くつもりで支援します

リハビリは、何よりもご本人様の意欲が重要になります。「仕事に復帰したい」「綺麗に歩きたい」、そういった目標が、リハビリを続ける意欲へとつながります。
そこで、当施設では、各患者様に目標を立てていただきます。また、リハビリの際にかける言葉も「こうしてはダメ!」ではなく「こうすればできますよ」と前向きな言葉でお伝えすることを心がけています。

動けない辛さは、その状態になってみないとわかりません。靴下ひとつはくのも大変な労力になります。がんばりたい気持ちをとにかく応援し、上手くいかないときは違う方法を提案するなど一歩でも前に進めるように共に歩くつもりで支援させていただいています。

リハビリの例

1日目:基本的な動作 [歩行器歩行、起き上がり、寝返り等]

ベッドからの乗り降り、寝返り、歩行器での移動ができるようになることを目指します。
病棟生活を快適に過ごすためにも重要な日です。

2~3日目:歩行 [歩行中心です]

杖をついての歩行の練習を行います。
リハビリ室まで歩けるようになることが目標です。

4~5日目:応用動作 [階段昇降、床の物拾い等]

日常生活に必要な動作について、それぞれ訓練をします。

階段の上り下り: 自力で階段を上り下りできるようになることが目標です。
これができるころには、院内を自由に歩きまわることができます。
床から物を拾う: 物を拾う行為は関節に大きな負担がかかります。
まずは、バーにつかまりながら屈むことが目標です。
屈む行為は、人によって適した姿勢が異なりますので、その人にあった屈み方をお伝えします。
車の乗り降り: 車の乗り降りのための訓練です。

※上記はあくまでも目安であり、治療の状況、体調によっても異なります。
※リハビリの内容は上記以外にもさまざまな訓練内容があります。