当センターは、日本で初めて独立した人工股関節専門施設として誕生しました。
前院長・現名誉院長平川和男が海外からMIS(最小侵襲手術)の技術を導入し、傷を小さく、筋肉を可能な限り温存することで、身体への負担を最小限に抑える人工股関節手術を実践してまいりました。
この22年間で、日本全国に人工関節センターが増え、MISも一般的になりつつあります。しかし、手術の成績や合併症の発生率には、施設ごとに大きな差があるのも事実です。
当センターでは、患者さまの生活の質を最大限に向上させるため、以下の3つの原則を掲げています。
①高い技術と短い手術時間(身体への負担と合併症の少ない手術を実現)
②早期退院・早期社会復帰(スムーズな回復で、日常生活への早期復帰をサポート。)
③充実のアフターケア(手術後のリハビリ・定期健診を徹底し、人工股関節を長持ちさせる。)
「こんなに楽になるなら、もっと早く受ければよかった!」多くの患者さまがこうおっしゃいます。痛みを我慢することで、股関節だけでなく膝や腰にも悪影響が及びます。我慢しても良いことは一つもありません。手術に迷われている方、不安を感じている方、どうぞお気軽にご相談ください。

患者の皆さんにとって本当に良い医療とはどのようなものであろうか? 日本の医療はこのままで良いのだろうか? 私がそんな思いにとらわれたのは、米国への留学がきっかけでした。人工関節という自分の専門分野において、日本と米国とであまりにちがう医学研究に対する姿勢、設備、マンパワー…それは大きな驚きとともに感動でもありました。
米国では患者さんに対する治療が最優先です。まずきちんと治せること、その後に研究がついてきます。当然のこと、医師はかなりの"腕"を要求されます。学問としての基礎研究が優先され研究論文が先行する日本では、最善の治療を第一とするこうした臨床研究システムの確立が遅れていることは否めません。因みに、日本では人口1,000人当たりの病院の数(ベッド数)は、欧米諸国の約1.5~3倍もあるにもかかわらず、ベッド100床当たりの医師の数となると1/3~1/6に過ぎず、看護師の数も米国と比較すると1/4以下というレベルです。また日本の入院期間は欧米諸国の3~5倍と、異常といえるほど長いのです。欧米の病院では手術後、できるだけ早く退院することが大切と、患者さん、スタッフ、両者に教育しています。当然、支払うべき医療費も安くなるからです。
私は患者さんにとって真に価値ある医療を求め、専門である人工関節手術後の早期退院、早期社会復帰を第一に試行錯誤を重ねてきました。その結果が、この「湘南鎌倉人工関節センター」です。これからも患者さんの意思・意見を尊重し、理想を具現化すべく努力を続けてセンターの一層の充実を目指します。
