リハビリテーション
紹介

当院におけるリハビリテーションの特徴

チーム一貫したリハビリテーション
当院の医師、看護師、理学療法士は「股関節」におけるスペシャリストです。各スタッフが専門的視点から密に連携を持って一人一人の身体面・精神面に合わせた支援、協力を行います。
生活の質を高めるリハビリテーション
「股関節が痛くて・・・」と日常生活にあきらめはありませんか?
股関節に関する専門の理学療法士が初診から手術の有無にかかわらず「完全マンツーマン」「親切・丁寧な診療」で痛みが改善できるよう診療いたします。
手術前リハビリテーション
「人工股関節置換術後は痛みなく快適な日常生活を送ることができる」
という明るい未来に向かって手術前から運動療法や歩行練習を紹介していきます。手術の準備としてだけでなく手術を受けるまでの間、少しでも楽に生活できるようにコンディションを整えることを目標としています。
手術後リハビリテーション
年齢や歩行状態に合わせて一人一人無理のないペースで日常生活動作練習を進めていきます。
入院中は毎日(1回当たり約40~60分)ゆっくりと個別に時間をかけて行います。(術後1日目は「起居動作・四点歩行器歩行練習」、2日目は「杖歩行練習への移行」などを行います。
退院後においても、個々の希望に合わせてリハビリ外来を設けて継続的に運動療法や歩行練習を行います。
継続的なリハビリテーションと管理
人工股関節と末長く付き合っていけるよう身体機能評価を行い、運動療法や体重管理を図っていきます。
人工股関節と私たちと一緒に10年後、20年後においても満足できる生活を構築していきましょう。

意欲的にリハビリしていただくために

一歩でも前に進めるように、ともに歩くつもりで支援します
リハビリは、何よりもご本人様の意欲が重要になります。「仕事に復帰したい」「きれいに歩きたい」、そういった目標が、リハビリを続ける意欲へとつながります。
そこで、当施設では、各患者様に目標を立てていただきます。また、リハビリの際にかける言葉も「こうしてはダメ!」ではなく「こうすればできますよ」と前向きな言葉でお伝えすることを心がけています。
動けない辛さは、その状態になってみないとわかりません。靴下ひとつはくのも大変な労力になります。がんばりたい気持ちをとにかく応援し、上手くいかないときは違う方法を提案するなど一歩でも前に進めるようにともに歩くつもりで支援させていただいています。

リハビリの例

1日目・手術翌日:基本的な動作[歩行器歩行、起き上がり、寝返り等]
ベッドの乗り降り、寝返り、歩行器での移動ができるようになることを目指します。病棟生活を快適に過ごすためにも重要な日です。
2~3日目:歩行[歩行中心です]
杖をついての歩行の練習を行います。
リハビリ室まで歩けるようになることが目標です。
4~5日目:応用動作[階段昇降、床の物拾い等]
日常生活に必要な動作について、それぞれ練習をします。
階段の上り下り
自力で階段を上り下りできるようになることが目標です。
これができる頃には、院内を自由に歩きまわることができます。
床から物を拾う
物を拾う行為は関節に大きな負担がかかります。
まずは、バーにつかまりながら屈むことが目標です。屈む行為は、人によって
適した姿勢が異なりますので、その人に合った屈み方をお伝えします。
車の乗り降り
車の乗り降りのための訓練です。